俳句の会(りんどう句会)からのお知らせ

俳句の会(りんどう句会)からのお知らせ

当句会の会員、石川洋一さん(昭49法学、俳号:一洋)の句が12月8日付の朝日新聞の俳句投句欄「朝日俳壇」に一席で入選されましたのでお知らせします。併せて、過去に入選受賞された句についてもご紹介します。会員一同、これを祝し、さらにこのことを一層の健吟の励みにしたいと思っています。

なお、朝日俳壇への毎週の投句数は7,000~8,000句と言われており、4名の選者が各10句を選句するので、入選は40句/8,000句と、かなりの狭き門です。その中で一席入選とは大変な快挙と言えます。毎日俳壇の詳細は不明ですが、恐らく朝日俳壇と大きく変わらないものと思われます。

・石川洋一さん

2024年12月8日付 朝日俳壇 長谷川櫂選 一席

 <アメリカも兵庫も怖し帰り花>

撰者の選評:民主主義の同じ問題を抱える。感染力大?

2023829日付 朝日俳壇 長谷川櫂選 三席

 <一絃の琴の如しや寒の水>

2021829日付 朝日俳壇 大串章選 一席

 <炎天や昭和も遠き草田男忌>

撰者の選評:草田男の代表作「降る雪や明治は遠くなりにけり」を踏まえる。草田男忌は8月5日、炎熱忌ともいう。

また、石川さんは2024年9月の、鎌倉虚子立子記念館主催「鎌倉全国俳句大賞」に下記の2句が入選しています(当句会会員の大塚かずよさん:昭50教育)からの情報)。

星野椿選 秀逸 <脈々と百五十年春の風>

今井聖選 秀逸 <ファシズムの如き酷暑や果つるべし>

・前川卓さん(昭33理工、俳号:たく)

202358日付 毎日俳壇 井上康明選 一席

 <逃水に突っ込んでゆくオートバイ>

2022815日付 毎日俳壇 小川軽舟選 一席

 <軍港の門扉の固し月見草>

2021726日付 毎日俳壇 小川軽舟選 一席

 <遠雷や年子の兄の一周忌>

私が現時点で把握している情報は上記の内容のみですが、新たな情報があれば改めてご紹介します。

         2024.12.8付 朝日新聞「朝日俳壇」紙面

           2024年12月11日 俳句の会代表 吉崎明光