<2018年2月26日開催第9回りんどう句会報告>
今回の兼題は「早春」。立春後しばらくの間をいう季語。実感では寒さが最も厳しい頃ですが、どこかに春の気配を感じる季節でもあります。この感覚をうまく詠みこめるか。下記の高得点句をみても、今回の兼題も難しかったようですね。次回は3月26日(月) 13時より、玉縄事務所で開催されます。兼題の「花(桜)」1句と当季雑詠2句の計3句。見学でも結構ですので、ご関心のある方、是非ご一報ください( 事務所宛メールで)。以下、当月の高得点句(一部、原句を添削。3点以上、 氏名は俳号)。
6点:ほろ苦き夜や蕗味噌とロゼワイン 田村昌枝
6点:背を向けし男に似たる男雛かな 鈴木金平
5点:どの店も元祖本家や梅日和 吉崎明光
4点:いつからか夫の仕事や雛飾 高吉よしえ
4点:紅梅の明日こそ蕾弾けむか 小林としを
4点:里山の栗鼠も婚活春兆す 田村昌枝
3点:蕗のたう摘む友の背の丸くなり 千葉ふみこ
3点:余寒なほ青物の値を一瞥す 吉崎明光
3点:締め込みで寒中神輿の出番待つ 小林としを
(吉崎明光記)