第84回「りんどう句会」報告

(2024年5月27日(月)鎌倉芸術館会議室にて開催)

第84回句会は13名の出席、1名の欠席投句で全42句の出句、15名による選句で
した。当月の兼題は田村昌恵さん出題の夏の季語「蜘蛛」です。

【今月の高得点句(同点句は兼題優先)氏名は俳号 (原句のまま)】
(10点句) 短めにカットしたわと妻の初夏         吉崎明光 
(9点句)  毒だみの嫌はれてなほ真白かな         石川一洋 
(5点句)  愛しきの逝きて六月(むつき)や合歓の花     千葉ふみこ
(4点句)  密やかに網はり笑ふ女郎蜘蛛          田村昌恵 
       天井の蜘蛛友とせむ伏せる身は         千葉ふみこ
       江の島へトンボロを行く夏帽子         田村昌恵
(3点句)  朝焼けに病窓映えて命あり           藪野詠子
       やませ吹く鳴子こけしの知らぬ顔        福田くにもと
       新茶届く若人逝きし知覧より          田村昌恵
次回は6月24日、兼題は千葉ふみこさん出題の「常磐木の若葉」です。兼題1句と
当季雑詠2句をご用意ください。また、当句会への新規入会あるいは体験参加希望の方は
、鎌倉稲門会事務局あてメールでお問合わせください。
                              (山田伸子記)