(2024年6月24日(月)鎌倉芸術館会議室にて開催)
第85回句会は15名の出席、1名の欠席投句で全48句の出句、16名による選句
でした。当月の兼題は千葉ふみこさん出題の夏の季語「常磐木の若葉」です。
句会の冒頭、去る6月10日に永眠された鈴木金平さんを悼み、全員で黙祷を捧げま
した。
【今月の高得点句(同点句は兼題優先)氏名は俳号 (原句のまま)】
(10点句) 軽鴨の雛を数へる雨後の川 田村昌恵
(6点句) 無住寺にくちなしの花香を残す 福田くにもと
(5点句) 肩にくる蛍母かと思ふ夜 田村昌恵
もう一つ悲しみの箱梅雨の闇 千葉ふみこ
枝折戸を過ぐれば茶の香青楓 千葉ふみこ
(4点句) 薄暑光負の領域を隠しをり 石川一洋
常磐木の若葉や新之助披露 吉崎明光
桜桃忌いのち懸けたる恋遥か 石川一洋
(3点句) 空梅雨を望む我が身の勝手かな 北村拓水
次回は7月29日、兼題は前川たくさん出題の「花火」です。 兼題1句と当季雑詠2句をご用意ください。 また、当句会への新規入会あるいは体験参加希望の方は、鎌倉稲門会事務局あて メールでお問合わせください。
(山田伸子記)