<第50回「りんどう句会」報告(2021年7月26日(月)開催)>
第50回りんどう句会を実施しました。今回は13名参加の各3句、合計39句の出句がありました。
当月の兼題は鈴木總さん出題の「日傘」です。強い日差しを避けるために用いる傘です。白地の「白日傘」や美しい絵模様の「絵日傘」があります。女性の体験談を詠んだ句が多かったようです。互選による得点句は、最高得点9点でした。その他の句も秀句、佳句がたくさんありましたが、得点は少し集中しました。夏の暑さを詠んだ句が多くありました。
次回は、8月30日(月)開催予定で、兼題は山田伸子さん出題の「朝顔」です。秋の季語で、鎌倉時代以後、観賞用に栽培され、江戸時代に広く親しまれる様になりました。
当句会は、メンバー全員和気あいあいに俳句を楽しんでいます。ご興味のある方は、是非ご一緒に句座を囲みましょう。特にこのような環境下、日常生活に大いに潤いをもたらすこと必定です。
新規入会あるいは体験参加希望の方は、鎌倉稲門会事務所あてメールでお問い合わせください。ご連絡をお待ちしています。
(今月の高得点句:3点以上。氏名は俳号)
9点句 下駄の足踏まれて踏んで踊りの輪 浜崎かづき
7点句 立ち話一つの日傘分け合ひて 高吉よしえ
ホーム越し日傘傾げて遠会釈 浜崎かづき
6点句 潮の香の届く舞殿黒揚羽 田村昌恵
墓前ミサ神父にかざす白日傘 前川たく
4点句 朝顔の三日見ぬ間の弦の丈 浜崎かづき
3点句 目を細め日傘代りの白き指 千葉ふみこ
友来る切子に注ぐ冷し酒 手島簾雲
(北村拓水記)