アオバト観察会ご報告

8月22日に「バードウォッチングの会」の臨時企画として「アオバト観察会」を実施しました。アオバトは神奈川県では丹沢の山中などで繁殖する黄緑色の美しいハトです。5月から10月の間、山で食べるサクランボなどを消化するためのミネラルを摂取するために毎日大磯の照ヶ崎海岸の磯にやって来ます。ここは世界最大のアオバトが集まる場所なのです。
午前8時に大磯駅に集合した参加者8名はタクシーで海岸に向かい、照ヶ崎の前の堤防に上がりました。ここには現地のバードウォッチャーの方々が待機してくれており、アオバトについての詳しい説明をして下さいました。この日は曇りがちでやや風が強かったのが影響したのか、アオバトの群は上空を飛び回っていましたが、なかなか磯に下りてくれません。ようやく9時頃になると群が下り始め、海水を飲む姿をスコープでよく見ることが出来ました。雄・雌の成鳥の他に今年生まれの幼鳥も混じっていました。
9時30分に照ヶ崎を後にして特別展示「アオバトの不思議」展を開催中の小田原市の神奈川県立「地球博物館」に向かいました。館内には世界のアオバトの仲間の剥製を始めとしてアオバトに関する様々な情報が展示されており、海岸では聞くことが出来ないアオバトの独特の声も流れていました。館内のレストランで全員「アオバト定食」を選び昼食後鎌倉に戻りました。
DSC_7035.JPG アオバト群 2019.8.22 (4) 照ヶ崎サイズ小.jpg 写真左: 地球博物館前で集合写真  写真右: 照ヶ崎海岸の磯に下りたアオバトの群