秋の鎌倉歴史散策開催報告
11月17日(土)に第四回鎌倉歴史散策「三浦三崎に『頼朝・花の三御所』を巡る」を開催しました。
事前の雨予報から一転し観光日和に恵まれ、23名が京急三崎口駅に集合しました。
まず「桃の御所跡」の「見桃寺」で本堂特別拝観と北原白秋自ら除幕した歌碑を見学し、その後頼朝や実朝などがしばしば訪れ宴を催した歌舞島を訪れました。近年の埋め立ての影響で昔のイメージが浮かばない光景となったのが残念ですが、頼朝が日頃のストレスから解放されたであろう風光明媚な三浦の海を見て、頼朝を始めとした将軍を三浦一族がもてなした思いに心を馳せました。
見桃寺 白秋歌碑 解説風景 「歌の町」歌碑
その後、早めの昼食を三崎名物のマグロ料理店でゆっくりと味わいました。本マグロ・めばちマグロの刺身、竜田揚に加え、卵・胃袋・心臓などの珍味も味わい、本日のメインイベントとなったのではないかと思っております。
午後は、三浦一族の祈願所であった海南神社にお参りし、「桜の御所跡」である本瑞寺に参拝しました。最後に、「椿の御所跡」に頼朝の側室であった妙悟尼(吾妻鑑に登場する亀の前の法号)が建立した「大椿寺」を訪れました。まずお寺の境外にある妙悟尼のお墓をお参りした後、大椿寺本堂に昇殿してご住職からお寺の由緒と開基の妙悟尼と北条政子の関係などのお話や、多くの仏像、見事な杉戸に描かれた椿や唐獅子の逸話をお聞きできました。ご参加の皆さまには楽しい一日を過ごしていただけたかなと思います。
参加者の皆さん
(案内役:西山博子、高橋健治)
次回は来春開催すべく計画いたします。
(文:高橋健治、写真:小林敏二)