快晴の京都で葵祭を楽しむ―5月15日―
旅と写真の会(小林敏二代表)では、総勢26名で京都・上賀茂神社で行われた葵祭を訪ねました。
この企画は、当会の兵藤会長の多彩な人脈のおかげで実現したもので、平安時代に完成した京都を代表する祭礼を楽しもうというものです。
賀茂祭が正式名称ですが、祭儀にかかわるすべての人が葵の葉を飾ることから葵祭という名称で親しまれており、9世紀には、天皇の使いが派遣されて行われる「勅祭」としての形式が整ったそうです。京都御所を出発した総勢500人余、馬や牛車を含めて長さ800メートルに及ぶ行列が平安時代の装束で市中を巡幸し、5時間かけて上賀茂神社・下鴨神社に到着します。
行列出番前 (写真はクリックすると拡大します)
神社では、本殿祭と呼ばれる神事が行われたのちに行列の到着を待って社頭の儀が行われ、古都京都を平安時代に染めた祭りは夕方終了します。
現地集合・現地解散で実施された鎌倉稲門会の葵祭見学ツアーは、5月15日朝9時の集合で始まりました。
出番を待つ 行列出発 日馬富士も見物
京都御所で行列の出発を見送ったのち、同志社大学の学食で安い・おいしい・豊富なメニューと3拍子揃った昼食をいただき、午後は、上賀茂神社で行われた本殿祭と社頭の儀を特別に用意された席でゆっくり楽しみました。
式典へ 控室
参列した私たちも葵の葉を服に挿し、目の前に次々に登場する平安時代の役人や女人の姿ににわか京都人の気分を味わいました。
式典と行列を待つ 行列到着
葵祭を楽しんだあとは、江副副会長が学生時代に在籍した茶道同好会のお仲間のご紹介で、安政2年創業の茶屋「西陣魚新」を有志で訪ね、おいしい京料理と京都・大阪在住の稲門の方との楽しい会話を楽しみました。
(文:前田陽子/写真:横松宗治、手島廉幸、前田陽子、前田泰明、小林敏二)