新年会開催の報告

新年会の報告

23日(土)「鎌倉稲門会新年会」が開催された。

新年会は、今回で3回目である。前回から、当会が活動方針の一つとしている「国際交流化」の実践として、早稲田に学ぶ留学生を招いているが、今回も早稲田大学ICC(異文化交流センター)の協力で13名が参加した。

新年会に先立ち午後2時から、留学生に現役生3名も参加して市内案内を行った。案内役は当会幹事髙橋健治さん(S42年理工卒、元鎌倉ガイド協会会長)、

西山博子さん(S42年文卒)。応援に当会幹事草間久美さん(S60年文卒)も加わった。その模様を髙橋さんに以下、寄稿していただいた。

23日の留学生のご案内

 鎌倉稲門会の新年会にご参加いただいた留学生と現役学生の皆さんに、新年会の前に、鎌倉の歴史・史跡の一端をご紹介すべく、源頼朝の墓~荏柄天神社~鎌倉宮の節分祭~鶴岡八幡宮をご案内しました。

 源頼朝の墓の前で、初めての武家政権を成立させた頼朝の生涯と、鎌倉の武家政権が世界でも類を見ない政権であることの意義など紹介しました。荏柄天神社では、怨霊となった菅原道真が学問の神様になった背景をご紹介しましたが、留学生の皆さんにはかなり難しい内容であったかと思っております。

 鎌倉宮では、節分祭の追儺の儀を見た後、豆まきを体験いただきました。8世紀初めに中国から入った儀式ですが、今では中国では行われておらず、日本では寺社や各家の行事として定着していることに、中国からの留学生の皆さまはどのような感想を持たれたかと思っております。

豆まきを終えたミス鎌倉の3名の方と記念撮影をして、鶴岡八幡宮を経由して新年会の会場に向かいました。

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留学生・現役生の皆さん  

                                 (この項、文・写真とも髙橋健治さん)

午後5時からの新年会は、前記留学生・現役生を含め95名の参加者となった。

すでにテーブルには潤沢な料理が並べられている。

司会・当会幹事長山田章博さん(S46年政経卒)の開会の言葉、当会会長兵藤芳朗さん(S50年政経卒)の挨拶と続いた。会長の挨拶の中で、名誉会長の大江保さん(S28年理工卒)も見えていることが紹介されると、会場は大きな拍手に包まれた。

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  司会山田幹事長    兵藤会長挨拶  大江名誉会長も見えた

次いで、留学生全員の自己紹介と続いた。出身は、中国、トルコ、オーストラリア、モンゴル、韓国、台湾と多彩である。

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  留学生の皆さんの自己紹介

乾杯の発声は、前幹事長で現相談役の落合理史さん(S38年政経卒)。

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 乾杯発声落合相談役

その後しばらくは歓談タイムとなり、名店「鯉之助」の料理を前に、いたる所に談笑の輪ができた。

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     談笑風景

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途中、「新同好会紹介」コーナーで、今期発足した「俳句の会」から当会前副会長・現相談役の田村昌恵さん(S38年教育卒)の挨拶があった。新入会員の紹介もあった。

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   俳句の会紹介 田村相談役  新入会員の紹介

しばしの歓談の後、新年会の恒例となった「空くじなしの大福引会」となった。進行は、山田章博さんと、当会幹事正木裕二さん(S56年商卒)である。景品の数は、参加者の数を上回る。景品の中には、ブランド物のペアマフラーやディズニーランドのペアチケット等もあった。高位当選者が読み上げられると、歓声も一層高まった。 

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  大福引会開始        景品の一部       良いもの当たったか   賞品は何だろう

さらに歓談が続き、これも恒例の校歌斉唱である。「都の西北」を歌うのが楽しみで参加する、という会員も多い。リーダーは政経の現役生で応援部所属の小野興さん。力強く全身を使ったリードにより、歌声が会場に響き渡った。

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   校歌斉唱  

                

熱気が冷めない中ではあったが、午後7時新年会担当副会長の小泉親昂さん(S45年政経卒)の閉会の言葉でお開きとなった。

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 閉会の辞 小泉副会長

                            (文:小林敏二/写真:藤林明+小林)

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当日参加された留学生から、後日感想文が寄せられました。

以下に原文のままご紹介します。(事務局)

節分の日に鎌倉稲門会の皆様と一緒に楽しみの一日を過ごしました。午後は鎌倉宮で「福は内、鬼は外」と、初めて豆まきをしました。この行事を聴いたことがありますが、実際に神社で日本人の皆さんと一緒に祝うのはとても楽しみでした。子供達は家族に連れられて神社へ来て、福をもたらす豆を掴み取りました。笑い声を絶えずに豆まきは終わりました。私も福豆を取りました。お陰様で良い新年を迎えられるように頑張ります。豆まきは中国の習俗が伝わったものとされていますが、現在の中国で行なっていません。今まで日本と中国はお互いに文化や知識を教えて来ました。苦しい時期はありましたが、今後は日中友好をお祈り、私たちの力で新しい交流を促進して行こうと思っています。夜の新年会で当たった一等賞のマフラを両親に上げました。両親は嬉しいです。鎌倉の皆様の笑顔と好意は星のように私の心にキラキラしています。どうも有難う御座いました。                  経済研究科 潘宏建

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地域情報誌「タウンニュース」鎌倉版2月16日号に当日の模様が掲載されましたので、ご紹介します。(事務局)

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