第7回「りんどう句会」報告
今回は年末でもあり、最終週を避けて、12月23日(土・祝日)に開催しました。「納め句座」(今年最後の句会の意味で、仕事納め、御用納め、事納めの応用語。俳句では季語としてよく詠まれる)にふさわしく、兼題の「クリスマス」はじめ、当季雑詠の句もそれぞれ個性を発揮した佳句が多く、活発な合評の場となりました。
句会の後、大船駅付近の居酒屋の個室で当句会初めての忘年会を開催、11名の出席で句会の雰囲気をそのまま持ち込んだ、楽しくも高尚!な話題で大いに盛り上がりました。来年も毎月最終週の月曜日13時から玉縄事務所で開催予定です。1月の兼題は「成人式」。我々にとっては遠い遠い昔のことですが・・。
年改まり、俳句でもやってみようかと思う方、是非お声をかけてください。最初は体験見学でも結構です。以下、今回の高得点句(3点以上、作者名は俳号)。
5点:八百万の神信じゐてクリスマス 浜崎かづき
5点:長電話終はらせばやと咳ひとつ 前川たく
5点:木枯を聞く仕舞湯の温さかな 高吉よしえ
4点:聖夜劇母の手縫ひの白き布 吉崎明光
4点:つくばひに泡閉ぢ込めて初氷 浜崎かづき
3点:強き友逝きて手向けの寒稽古 鈴木金平
3点:子は異国祖父母が点す聖樹の灯 福田くにもと
3点:年越は燗で芝浜妻と聴く 小林としを
(吉崎明光記)