鎌倉稲門会俳句の会 第2回句会の報告
7月31日(月)、第2回句会を開催しました。参加者は初参加2名を迎えて9名。兼題の「冷酒」が難しかったという声が多かったのですが、<冷酒を妻と交して五十年>(上野なおひろ)という金婚式を迎えたおめでたい句もあり、全体として、初心者の方々の熱心さと上達ぶりには感銘を受けました。全員、次回の参加を楽しみにしているようでした。毎月最終週の月曜日13時から玉縄事務所で開催しますが、次回は8月28日です(兼題1句:「残暑」あるいは「秋暑し」、当季雑詠2句)。まだまだ会員募集中です。以下、第2回句会の高得点句(3点以上。作者名は俳号)。
6点: 黒黒と冷酒の二文字白暖簾 (吉崎明光)
5点: 何の咎ありて焼かるる毛虫かな (浜崎かづき)
5点: 夜涼みや木橋に軽き下駄の音 (吉崎明光)
4点: 湯引きはも酒酌み交はす貴船川 (福田くにもと)
3点: 戻り梅雨採血の腕少し焼け (前川たく)
3点: 汗ふけば空青々と山緑 (千葉ふみこ)
3点: 強弱を好みのまゝに団扇風 (高吉よしえ)
3点: それぞれの家族それぞれ砂日傘 (浜崎かづき)
(吉崎哲男記)
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