鎌倉稲門会 地引網
2017年5月3日
昨年は風、一昨年は雨で2年続けて中止になってしまった地引網、今年こそはの願いがやっと叶いました。
長谷駅から5分ほどで海岸に着くと早稲田の幟がひらめき早くも心が浮き立ちます。
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9時30分の集合に子供、孫をつれた校友が集合。総勢130名ほどです。
マレーシア、中国、スペイン、エチオピア、シンガポール、韓国、アメリカの留学生
16名も加わりいよいよ実行委員長の小泉さんの開会宣言。
小泉実行委員長挨拶 兵藤会長挨拶 網元加藤さん挨拶
兵藤会長、落合幹事長の挨拶の後いよいよ網を引き始めました。
二手に分かれて小泉さんの指揮のもとせっせと網を手繰り寄せます。
網の引き揚げ風景
子供たちの嬉々とした様子にジジ,ババの頬が緩みます。
鯵,カマス,すずき、いしもち,シコイワシなどかなりの大漁に歓声があがります。
獲れた魚をおみやげにもらい今晩のおかずはおさしみ、塩焼などと話がはずみます。
小さい魚は持ち帰り自由
カマス アジなどは係からお渡し
せっかく網から外したシコイワシをトンビにとられた方もいておおさわぎ。
上空に多数のトンビ
お開きは11時30分ごろ、三々五々帰途につきました。
地引網の後は場所を御霊神社の星月会館に移して有志と留学生との昼食・交流会を行いました。
早稲田で学ぶ留学生たちの若々しい希望にあふれる姿に接し世界の平和を切に祈りました。
交流会風景 お土産のじゃんけん合戦
その後留学生たちは元鎌倉ガイド協会会長の高橋健治さんの案内で長谷寺、大仏などの鎌倉観光に出かけました。
(文:田村昌恵)
午後の観光のスタート地点である御霊神社前踏切付近で、テレビドラマの「最後から2番目の恋」で見た景色との話が一人の留学生から出て驚きましたが、撮影場所など少し紹介したところ喜んでいたのが印象的でした。
御霊神社参拝後、長谷寺で阿弥陀堂・観音堂・弁天窟など案内しましたが、阿弥陀堂での日本の厄年に関心を示し、弁天窟内の祈願奉納・各国の方々が奉納した絵馬などにも興味を示しておりました。高徳院では皆さん写真撮影を楽しみ、また造立当時の姿や製作方法、津波で流された大仏殿などの話など理解いただけたと思います。
バス・江ノ電の混雑を避け、ゆっくりと皆で鎌倉駅まで裏道を歩きました。大正から昭和初期の別荘の建物や、新築の落ち着いた邸など、鎌倉の町の奥深さを感じたようです。川端記念館の紹介では、留学生から「雪国」を読んだとの発言があり、早稲田で学ぶ留学生の皆さんの幅広い興味・知識に感心しました。
予定時間をオーバーしましたが、留学生の皆さんには心に残る一日であったと思います。
(文:高橋健治)
(写真:藤林明、高橋健治、小林敏二)
高徳院で留学生の皆さん
5月4日付神奈川新聞
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