「鎌倉稲門会新年会」開催報告

2月4日(土)、参加者89名を得て、鎌倉稲門会の新年会が開催された。昨年から新たな行事として始まり、今回は2回目である。会場は前回同様御代川総一郎さん(S46政経、当会副会長)がオーナーの「鯉之助」。当会は、兵藤芳朗会長(S50政経)以下の新役員体制になって以来、「鎌倉稲門会の国際交流化」を活動方針の柱の一つに位置付けた。稲門会活動を通して早稲田大学に貢献することに繋がることでもある。その実践として、大学と協議を重ねて、ワセダに学ぶ留学生に鎌倉の史跡に触れてもらい、あわせて新年会で諸先輩と国籍・世代を超えた交流の場を持ってもらうという新企画が盛り込まれることになった。当日午後、リトアニア、ベトナム、中国、エジプト、韓国等の留学生に市内在住現役生を加えた11名が、高橋健治さん(S42理工、元鎌倉ガイド協会会長)の案内で、円覚寺、東慶寺、建長寺等を回り、定刻5時新年会に合流した。
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司会 落合副会長・幹事長   会長挨拶 兵藤会長      乾杯発声 中川さん
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司会落合理史さん(S38政経、当会副会長・幹事長)の開会の辞から始まり、兵藤会長の挨拶では、上記国際交流の意義や、留学生の招待の経緯等が述べられた。また、会長から本日は大江名誉会長が見えられていることが紹介されると、会場から大きな拍手が沸き起こった。乾杯の発声は本日最年長先輩の中川和亮さん(S28法)である。その後しばしの歓談となり、テーブルにあふれるばかりの料理を前に熱気のこもるひと時となった。
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 大江名誉会長もみえた            歓談風景
途中、司会の落合さんから今年度新たに発足した「美術同好会」「早稲田スポーツを応援する会」「古典芸能鑑賞会」の紹介があり、さらに参加留学生と現役生の自己紹介と、プログラムが進んだ。
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              留学生・現役生 自己紹介
こののち、本日のアトラクション「空くじなしの福引会」である。進行は山田章博さん(S46政経、当会幹事)。賞品は役員が提供したものが中心で、中には「それなりに高価」と思われるものもある。
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                   福引大会風景
会も終盤、恒例の校歌斉唱である。リーダーは現役応援部員。「都の西北」は、久々に歌うという参加者も多い。学生時代を思い起こしつつ声を張り上げるのも心地よいものである。
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                   校歌斉唱風景
お互いの話題もつきない中ではあるが、午後7時新年会担当副会長田村昌恵さん(S38教育)の閉会の言葉でお開きとなった。来年以降もさらに規模が拡大することを予感させるような新年会であった。 
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留学生・現役生の皆さん   閉会の言葉 田村副会長
                                        (文:小林敏二/写真:藤林明+小林)
  後日、参加留学生のチョウ アカンさん(中国)から感想文が寄せられましたので、以下に原文のまま
  掲載します。(事務局)
                   鎌倉稲門会イベント参加感想文               
                                          チョウ アカン
        今回のイベントに参加しており、古代中国の建築の構造と似ている神社を拝観し、
        遠い昔から中日は深い歴史的なつながったことを感じました。けれども妙香池は
        中国の禅宗寺院にも見られない庭園で、日本の独特な庭園に魅了されました。
        夕方から始まる鎌倉稲門会で、多くの先輩と出会いました。優秀な先輩たちは様々
        なアドバイスをあげてくれて、本当に助かりました。本職以外に、熱心に社会に
        寄与されている方に敬服しています。将来、自分のできる領域で頑張るうちに、
        できるだけ自分のささやかな力で社会に貢献できたらいいなと思います。
        最後に鎌倉稲門会の皆様、現役の早稲田大学の先輩たちに感謝の意を述べたい
        です。
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  そののち、参加留学生の柴夢成(サイムセイ・中国)さんから感想文が届きました。追加して原文
  のままご紹介します。(事務局)
                   鎌倉稲門会イベント参加する感想文
                   
                                       早稲田大学教育学研究科修士2年
                                       交換留学生・柴夢成 (中国)
        うららかな好晴の日光を浴びながら鎌倉の寺を散策し、久しぶりに小さい頃の春の
        ピクニックの気分を感じました。見知らぬ人は「早稲田」という言葉で絆が生じ、
        一緒にその場にしかない美しさを楽しみ、それはある種の感動と言えるのではない
        でしょうか。大先輩、留学生、現役の学生…違う世代の人、違う国籍の人、みんな
        一緒に集まり、年齢や国・地域を超える交流ができるのが、どれだけ素晴らしいこと
        でしょう。
        当時日本に来たのは自分の目で見、耳で聞き、心で日本を感じたいからです。この
        半年間も日中の若者たちがお互いにできるだけ多く理解してもらえるように活動して
        頑張ってきました。過去にどんなことがあっても、今回の新年会のように、「今、
        ここで」を大事にし、心を込めて相手と付き合えば、人間共有の愛は通じると信じて
        います。微力ながら、これからも頑張ります。
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