2月1日(土)、鎌倉稲門会新年会が催行された。
今年で5回目になるが、当会の発足70周年の記念すべき年にふさわしく、過去最高の参加者数となった。
毎回早稲田大学ICC(異文化交流センター)の協力の下、早稻田に学ぶ留学生を招いているが、今回は10名が参加し、総数104名となった。
新年会に先立ち、当会幹事高橋健治さん(昭和42年理工卒、現鎌倉ガイド協会会長)をはじめ5名で、留学生の市内案内をした。以下、高橋さんからその報告が寄せられた。
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鎌倉稲門会新年会への留学生招待
鎌倉稲門会の新年会に先立ち、早稲田大学の現役留学生を鎌倉にご招待し、鎌倉案内を実施しました。中国4名、アメリカ2名、韓国・インドネシア・台湾・イギリス各1名の計10名の留学生の参加です。8名の方が鎌倉初めてでした。来日1年未満の方が多い中、日本語が大変にうまいのに驚きました。
鎌倉駅に集合し、若宮大路に出て段葛をゆっくり歩き鶴岡八幡宮に向かいました。神社のお参りは初めてのようでしたが、神社の参道、段葛の道幅、狛犬など興味を持たれたと思います。
鶴岡八幡宮では、谷口庶務課長が大銀杏、本殿、本殿前からの段葛の景色、白幡神社をご案内いただいた後、国宝館とボタン園に全員をご案内いただきました。国宝館では、薬師三尊と12神将などの解説後、特別展の「北斎と肉筆浮世絵~氏家浮世絵コレクションの至宝~」を鑑賞しました。海外でも有名な葛飾北斎・喜多川歌麿・菱川師宣などの肉筆浮世絵の作品が陳列されており、興味深く鑑賞された方もおられたようです。ぼたん園では冬ボタンが満開で皆さん楽しまれたようでした。
鶴岡八幡宮参拝後、新年会の会場に向かい、新年会会場では鎌倉稲門会会員と交流され、食事と共に交流を楽しまれたことと思います。 (高橋健治記)
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午後5時、司会の山田章博幹事長(昭和46年政経卒)の開会の言葉でスタート。
次いで兵藤芳朗会長(昭和50年政経卒)の挨拶、留学生の紹介、留学生代表の挨拶と続いた。
さらに、主な参加者として、今回は昭和35年までの卒業生14名と、今年度の新入会員14名のうち本日参加の4名、本日入会した岸和平さん(平成18年文卒)が紹介された。
司会 山田幹事長 挨拶 兵藤会長 見事な日本語挨拶 アリア・マリスさん
乾杯は、長畑寛昭さん(昭和30年政経卒)。今年卒寿とのことだが、ユーモアを交えた挨拶と、力強い乾杯の発生は敬服するものであった。
乾杯発声長畑寛昭さん
ここで、しばしの歓談タイム。
いつもながら「鯉之助」の料理の味と量は目を見張るほどであり、豊富な酒類もそろえられれば、若い世代から大先輩の方々まで、話がはずむというものである。
しばらくの後、アトラクションとなった。
まずは、中国文化勉強会メンバーによる、中国語の合唱である。リーダーは中国留学歴もある草間久美さん(昭和62年文卒)。イントロ部で挨拶した石田智嗣さん(昭和62年政経卒)の中国語も、周りから「わかる、わかる」と、これは揶揄か賞賛か。
次は恒例「空くじな
進行は山田章博さん、補佐役は深澤隆史さん(昭和45年法卒)、田中實さん(昭和50年教育卒)、正木裕二さん(昭和56年商卒)。
ディズニーランドペアチケット、早稲田カラーのイタリア製ブランドマフラー、2~3回は飲みに行けそうな額面の商品券など、高当選者名が読み上げられるごとに大きな歓声が上がる。
大福引会
プログラム終盤は、やはり「都の西北」の大合唱。現役応援部、明石慶希君(文2年)のリードで腕を振り上げて歌えば、店外にも漏れんばかりに響き渡る。
熱気も収まらない中ではあったが、江副路子副会長(昭和48年文卒)の閉会の言葉でお開きとなった。
末尾となったが、この新年会の準備に携わった役員の皆さん、多大なお心遣いをいただいた大江保名誉会長(昭和28年理工卒―今回はご自宅静養)、ほかご協力をいただいた皆様に対して、多くの参加者から感謝の言葉が寄せられたことをご報告したい。
(文:小林敏二、写真:藤林明・正木裕二・小林敏二)