<第11回「りんどう句会」報告(2018年4月23日開催)>
参加者10名。今回の兼題は「春の宵」。春の宵は「春宵一刻直千金」というように、どことなく華やぎとともに艶めいており、また、妖しげでもあり・・・。
その雰囲気を上手に取り込んだ佳句が多く発表されました。益々皆さんのレベルがアップしてきています。次回の第12回句会は5月28日(月)、玉縄事務所で午後1時から開催予定です。兼題「鮎」1句と当季雑詠2句の計3句。5月には新しい会員も1名加わります。昨年6月にスタートした句会も丸1年を迎えます。まだまだ会員募集中です。是非ご参加を(事務所宛メールでご連絡ください)。以下、当月の高得点句(幾つかの句に点が集中したため今回は4点以上を紹介。氏名は俳号)。
7点:春宵の転寝覚めて夕餉の香 上野なをひろ (転寝=うたたね)
7点:聞き馴れし木戸のきしみや春の雨 高吉よしえ
6点:聖と邪が潜みをるかや春の宵 鈴木金平
4点:春の宵溶け合ひてゆく空と海 前川たく
(吉崎明光記)