5月10日に今年2回目の「バードウォッチングの会」を実施しました。今回の目的地は夏の小鳥のさえずりを狙って横浜市戸塚区の「横浜自然観察の森」でした。参加者はバードウォッチングには最適の10人、9時40分に大船駅をバスで出発しました。約30分ほどで「自然観察の森」入口に到着し、双眼鏡などの準備をして園内に入りました。
生憎この日はどんよりとした曇り空で、気温も低め。そのせいか、元気に鳴いているのはウグイスと外来種のガビチョウだけで、期待していたオオルリやキビタキなどの姿も声も美しい夏鳥のスターが現れません。それでも進むに従い、センダイムシクイやホトトギスなどの代表的な夏鳥のさえずりが遠くから聞こえてきました。この時期は木の葉が茂り鳥の姿をなかなか見ることが出来ないのが欠点で、ウグイスやガビチョウなどは目の前数メートルの繁みで鳴いているのですが、どうしても姿を捉えることが出来ませんでした。
正午近くに「自然観察の森」のネーチャーセンターに入ってこの森で見られる鳥や様々な生物の写真や展示物を見ていると、突然の雨。しかも頭上で時々稲光がして雷の音が響きます。この時間に外に居なかったのはラッキーでした。昼食時間になっていたのですが建物から出るに出られずに数十分待っていると漸く小降りになったので上郷・森の家のレストランに移動し昼食会。1時間少々談笑して外に出ると雲一つない青空が広がっていました。この日は天気が災いしたのか鳥の出が今一つでしたが、新緑の森での森林浴を満喫することが出来て皆満足して帰路に就きました。
報告者: 上野 尚博