「バードウォッチングの会」では8月24日(木)にアオバト観察会を開催しました。アオバトは丹沢山中などで繁殖し、毎日大磯の照ヶ崎海岸まで海水を飲みにやって来る、普段はなかなか見ることが出来ない緑色の美しい鳩です。午前8時に大磯駅に集合した参加者10人はタクシーに分乗して海岸に向かいました。照ヶ崎の磯を見下ろす堤防の上で、アオバト研究の第一人者の斎藤氏の説明により観察を開始。待つ間もなく70-80羽の群が飛んで来て海水を飲むために磯に降り立ちます。アオバトを狙ってハヤブサが何度も現れて追いかけますが、目の前で捕まったアオバトは居ませんでした。その後、砂浜に下りて先ほどより少し近い距離から観察をしました。
9時45分に迎えのタクシーに乗り大磯郷土資料館に移動。ここでは「アオバト企画展」が開催中で、アオバトの「アオー、アオー」という鳩とは思えない鳴き声の録音を聞いたり、1羽のアオバトの全身の羽毛(約4,600枚)を見たり、斎藤氏から展示物の詳しい説明を聞き、参加者一同アオバト通になりました。
11時過ぎのバスで平塚駅に向かい、駅中のレストランで昼食会を行って今日の観察会を終わりました。
(上野 尚博 記)