7月2日
写真同好会「第10回撮影会」実施報告
前日は大雨だったが当日朝にはあがっていたので実施することにしたが、その後降り出した。それでも参加予定者12名は全員定刻10時に江ノ電腰越駅に集合した。本日の撮影コースは、腰越漁港→小動神社→万福寺→江ノ島である。
腰越漁港は改修工事も完了し、展望スペースも整備されたとのことであった。しかし行ってみればこの雨の中、釣り人もなく閑散とした光景で、甚だ写欲も萎える。当日は月2回の朝市予定日であったが、漁もなかったのか、朝市会場には何もない。
次の小動神社では、雨も小降りとなったのでカメラをバッグから取り出せた。昔、この岬の頂上にあった松の木が、風もないのに揺れていたことから、小動(こゆるぎ)と名付けられたという。ここの祭礼は江ノ島の八坂神社との共同祭礼の天王祭。湘南唯一の夏祭りだそうだ。江戸時代に作られた山車が倉庫に保存されていた。小動岬の展望スペースからは、眼下に小雨に霞んだ江ノ島と小動の海が眺望できた。
次の万福寺は、腰越状で名高い。壇ノ浦の戦で勝利した源義経が、平宗盛を捕虜として
鎌倉に凱旋しようとしたが頼朝が許さず、やむなく義経一行が逗留した寺だ。襖や天井には見事な鎌倉彫が施されている。ここでしばし見物をした後、寺の石段下を通過する江ノ電を撮った。
その後、徒歩で江ノ島へ渡り、「貝作」で昼食をとった。ほとんどの参加者がシラスのかき揚げを注文した。本日一の落ち着いた時間であった。昼食後、やっと晴れ間が出てきたので、エスカー組と徒歩組とに別れて島内を回った。
展望灯台付近までのぼり、眺望を楽しみながら写真を撮り、再び下山して午後2時半散会した。
(小林敏二記)